さり海馬

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Shadowrun, Sixth World のセッティング概要が公開されました

www.catalystgamelabs.com

…というわけで、早速訳してみましたよ。

SHADOWRUN, SIXTH WORLD セッティングの概要

By Jason Hardy, Shadowrun Line Developer


先週の投稿では主に『Shadowrun, Sixth World』のルールについて書いたけれども、今日は『Shadowrun, Sixth World』の成功の鍵となる要素、セッティングについて話そうと思う。それは単にファンタジーサイバーパンクの邪悪な、しかし説得力のあるハイブリッドというだけでなく、長年にわたって展開され、進化してきた、現在進行形のストーリーラインのことでもある。ドラゴンや精霊やサスカッチが強大な企業の権力と結びつき、AIやその他のミステリアスなモノどもがマトリックスをうろつき、呪文を使うギャングが世界中の都市で混乱を拡大している。第六世界は活気に満ちた、エキサイティングな、そして常にシャドウランナーを試し続ける場所なんだ。

 

誰でも良いからシャドウランのファンを捕まえて話をさせてみれば、世界友愛団、レンラク・アーコロジー、ダンケルザーンの死、クラッシュ2.0、シカゴの未来のための戦い、なんかについて語ってくれるだろう。過去30年にわたって紐解かれてきたストーリーは、それがソースブックや小説で展開されるたびに、プレイヤーや読者を楽しませてきたんだ。

 

この伝統は 『Shadowrun, Sixth World』でも引き継がれる。先週僕は、出版予定のプロット・ソースブック『Cutting Black』と、キャンペーンブック『90 Nights』のことを話した。今後のプロットのネタバレをするつもりはないけれど、アレスが昆虫精霊に対して大きな動きを見せ、その破壊行為に対するさまざまな反応が世界の形を作り変える。この出来事は大きく、多方面にわたり、シャドウランナーたちが関与する余地がたっぷりある。一連の出来事はシャドウランナーの頭の中だけで起きるのではなく、まさしくその渦中にいて、世界を揺るがすようなさまざまなイベントに対処し、一体何が起きているのかと考えながら、生き抜いていくことになる。

 

こうした一連のイベントは重要なものだけど、シャドウラン・ユニバースで語るべきすべてのストーリーを網羅したものにはなっていない。小説や中編小説、掌編小説は、その読者たちを読者をそのユニバースにに没入させて、忘れられない物語を共有する上で、重要な役割を果たすんだ。ナイジェル・フィンドレー、トム・ダウド、ロバート・チャレットの名作から、ラッセル・ジマーマン、ジェニファー・ブロゼック、R.L.キングなどのお気に入りの新作まで、シャドウランは偉大な物語や語り部の生まれ故郷なんだ。つまり僕は、これから出てくる小説について話すのがとても楽しみだということなんだ!!


僕たちはすでに、六編の中編小説からなる『The Frame Job』について話している。この中では、Beginner Box Set に登場する4人のキャラクターをカバーしているし、ボーナス・キャラクターも登場する。そして6番目の中編小説で、全体のストーリーをまとめる。ディラン・バートロが第1話、ブルック・チャンが第2話 、そしてブライアン・スティール、CZ ライト、ジェイソン・シュメッツァーがその他のキャラクターたちを書く。まとめて届けられて嬉しいよ!

だが、出版予定のシャドウランの小説はこれだけじゃないんだ。ジェニファー・ブロゼックの『Makeda Red』という題名の新作が予定されている。このお話は、ラグジュアリーなパーティー列車からの抽出で始まり、そのコンセプトが暗示するとおりに、どこを読んでも面白いんだ。他にもラインに乗ってる作品があるから、今後のお知らせに注目していて欲しい!

 

Shadowrun, Sixth World』の評判は広まってきている! EN World には Begginer Box についてのレビューが載っているし、Diehard Game Fan は開封の儀をポストしてる。Shadowcasters Network はずっと、ルールや今後の出版予定をカバーしてくれている。Meeple Monthly と GTM にはこのゲームについての記事が載っている(後者には新作の両面ポスターまで付いてるぞ)。今後ももっとレビューが載るだろうし、僕らも気づいたらリンクを張るとするよ!