さり海馬

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総務省、住基ネットの侵入試験調査会社に訴えられる


米SecurityLab TechnologiesのCTOであるEjovi Nuwere氏は22日、住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)侵入実験に関する講演に対して総務省が難色を示し、最終的に講演を断念せざる得ない事態になったことについて、言論の自由を侵害したとして国を相手に、3,000万円の損害賠償を求める民事訴訟を東京地方裁判所で起こした。

絶対揉めると思ったんだけど、やっぱ訴えられましたね。総務省の主張と、Nuwere氏の主張の論旨が微妙にズレているあたりに、この問題の本質があるように思います。

過去の侵入試験とその報道については、分かりやすく俯瞰している記事が以下にあります。まずこっちを読んでからの方が、話がわかりやすいかもです。なんかこう、「総務省、必死だな」という印象が。無責任かな(笑)

http://internet.watch.impress.co.jp/static/column/jiken/2004/01/21/index.htm

追伸。まったく関係ないんだけど、このNuwere氏の清水勉弁護士ってどこかで見たことがあると思ったら、例のエイズ薬害訴訟で原告側の弁護団にいた人ですね。ゴーマニズム宣言とかにも登場してましたが。