読みたい本を見つける
「読みたい本をみつける」という言葉には二通りの解釈方法があるよね。
一番あたりまえなのが「読みたい本が既に決まっていて、その本を手に入れるためにあちこちを探して回る」というもの。「『駿河城御前試合』が読みたーい!」ってのがこれ。これはもう簡単で、アマゾンでも図書館でも探せばいいわけで、ある意味作業といっていい。手を尽くしても見つからなければ諦めるだけ。
もう一つは、「自分が読みたいと思えるような本はないかと、あてどなくさ迷う」というもの。「なんかいいSFないかなぁ」とか。探しているものが決まっていないだけに、実はこっちの方が性質(たち)が悪い。
時間がたっぷりあった学生の頃は、よく本屋をぶらついたりして、目に付いたものを買ったりしていた。でも、最近ではあまりそれもしなくなった。そのせいか、上でいう二番目の行動をするチャンスが減っている気がする。こう色々な出会いのチャンスを逃しているような、そんな寂しい気持ちになるのね。
とは言っても、昔みたいに本屋めぐりをしたいかというと、そうでもない。そこまでの熱意は既にないのだ。ぶっちゃけていうと「楽をして自分の読みたいと思えるような本を見つけたい」ということになるわけだ。あ、楽をして、という言い方が悪ければ、「それほど労力をかけずに」とか「効率よく」とか言い直してもいい。ともあれ、まずはそういうことだ。
今の私の情報源はというと、新聞や雑誌の書評が主。でもそういうところって、あまり発見がない。流行書やビジネス書、HowTo本とかが非常に多くなるわけで。*1。
困った私はネットの書評サイトを見て回ることにした。しかし、今度は逆に情報量が多過ぎて、自分のフィーリングにあうレビュアーを見つけるまでが一苦労だったりします。
そんなわけで、私は横着をしてよくこんなことを人に聞きます。「ねぇ、なんかいいSFないかなぁ?」
皆さんはどうやって「読みたい本を探し」てますか?
*1:実は私、天邪鬼なもので、流行書を流行している間に読むことは殆どない。大抵は半年から一年ぐらい寝かせて、流行が終わってから読む。そんなことしても何の意味もないのに。ヘンですよね