さり海馬

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火星に生命が存在するかも…いや、今度はマジで。

フォルミサーノ博士は、火星の大気中にホルムアルデヒドが存在する証拠を示した。ホルムアルデヒドは、メタンの分解によって作りだされる物質だ。メタンは火星大気中ですでに発見されているため、ホルムアルデヒドの存在自体は驚くべきことではないが、博士は130ppb[10億分の1を示す濃度の単位]という値のホルムアルデヒドを検知したのだ。

これは、宇宙生物学者にとっては信じがたい数値であり、火星上で大量のメタンが発生していることを示唆するものだ(大気中のメタンは数百年にわたって残るが、ホルムアルデヒドはわずか7.5時間でなくなる)。フォルミサーノ博士は、「これには、年間250万トンものメタンが生み出されている必要がある」と語る。

要点は:

  • すぐに分解しちゃうはずのホルムアルデヒドが、予想以上に大量に存在するということは、継続的にメタンを分解してアルデヒドを生成している何ものかが火星にあるということじゃん?
  • アルデヒドを生成するような地質学的原因は考えつかないじゃん?
  • それって「微生物」なんじゃねーの?

ということのようだ。ふーむ。楽しくなってきたねぇ。あと


イギリスのオープン大学内にある惑星・宇宙科学研究所宇宙生物学者、イアン・ライト博士は、「火星の生命に関する議論は一大転機を迎えており、今では、学界でのキャリアを台無しにする心配なしに、火星に生命が存在する可能性について論じられるまでになった」と語る。

が、何気に笑った。これをきっかけに「学会に復讐」しようとする(マッド)サイエンティストが登場すると一層痛快なのだが。