さり海馬

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「コンスタンティノープルの陥落」 読了

コンスタンティノープルの陥落 (新潮文庫)

コンスタンティノープルの陥落 (新潮文庫)

トルコ帝国のモハメッド二世によって侵略・征服されたビザンチン帝国の首都コンスタンティノープルの最期(ビザンチン帝国の首都としての、だけど)を描く。物語としては、やっぱ「ローマ人〜」のほうが面白い。

色々な国の人々や政府が出てくるけれども、読んでいて、やっぱ自分の肌に合うのはヴェネツィア人の実利主義的で硬軟両用な考え方だなぁ、と再確認する。もっかい「緋色のヴェネツィア」とか読み返したくなってきたり。

…でも今読んでいるのは山田風太郎の「柳生忍法帳」だったり(笑)。