さり海馬

Thoughts walk away, blog stays.

「もやしもん(2)」読了

もやしもん(2) (イブニングKC)

もやしもん(2) (イブニングKC)

のへりんとした農大の日常(祭りだから非日常か?)と、その後ろでいろいろな伏線をひっぱりつつ、酒方面の薀蓄を展開して、そして新キャラ登場という、なかなかに忙しい本になっているなぁ、と。

面白かったのは巻末の「清潔にしすぎると臭くなる」というお話。特に排泄後の肛門周辺の大腸菌だってわずかな時間で制圧〜みたいな話を読んでちょっと驚いた。皮膚常在細菌がそんなにがんばってくれているとは思わなかったよ。

あとちょっと興味を持ったのが「花酵母」の酒。いろいろな花から分離した酵母を使って酒造りをするというのだけれども、花にも酵母なんていたんだな、とちょっと不思議な感じ。もういろいろな酵母で酒が作られていて、市販もされてる様子。ひまわりの酵母で作った酒ってどんな味がするんだろうなあ。花酵母についてはこっちへ→ 東京農大花酵母研究会

追記

作品中に出てくるお酒「龍神丸」はこちらで買える模様ですよ。っていうか私は、「かもすぞ」のラベルの方に興味が(笑)

http://www.kinosake.jp/kamosuzo.html