さり海馬

Thoughts walk away, blog stays.

キングダム・オブ・ヘブン

十字軍なお話。第一次十字軍によって建国されたエルサレム王国が滅びるときのお話。時期的には第二次十字軍の後、第三次の直前ぐらいの時期。第三次はこのエルサレム王国がサラディンにやられちゃったことをきっかけにして起きるんだね。

監督がリドリー・スコットだというのでちょっと期待したのだけれど、お話がちょっと散漫だったり、主人公がこの時代の人にしてはまずありえないほどのリベラルさんだったりするあたりでちょっと私は引き気味。

…で、ここで「まぁ、グラディエイターもファンタジーだったしなぁ」とか批判しようかと思ったんですが。心配になっていろいろ調べて見たところ、どうやら多少の脚色を除けばほとんど史実であるらしいことが判明して唖然。え!?という感じ。あのクライマックスの集団○○シーンも本当にあったらしい。

そこらへんについてはこちらが詳しい。
http://blog.goo.ne.jp/gx2/e/3049abcd3fc4af6e8615a633930b46ee

すまん、リドリー(←なれなれしい)。

ちなみに主役はオルランド・ブルーム。ロード・オブ・ザ・リングレゴラスと言えば通りが良いか。芝居はまぁまぁ。むしろ脇役方面が素敵なのでチェックされたし。特にサラディンの威厳がイイ。

ええと、オススメどころは攻城シーンですかね。ファンタジーRPGとかやっていると、しばしば攻城シーンに立ち会うわけですが(笑)、非常にいろいろとやってくれていて参考になります。少数の総力戦で大軍勢に対して持ちこたえるための手段とか。