さり海馬

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G13型トラクター求む「あの犬を殺れ!」


時事通信の記事によると、マレーシア税関で活躍中の2匹のポリカーボネート判別犬に対し、海賊版DVDで収益を上げている犯罪組織が約340万円の賞金をかけ、抹殺指令を出したという。この2匹は今年3月からマレーシアで出張捜査に従事し、大きな成果を上げている。犯罪組織側も犬の鼻をごまかす手段を講じているようだが、挙句が抹殺指令となれば、犬が勝利を収めていると思われる。 犯罪組織からの抹殺指令によって、ポリカーボネート探知犬というシステムの優秀性が裏付けられたといえよう。

マレーシア税関で、DVD の基材であるプラスチック(ポリカーボネート)の臭いを嗅ぎ分ける犬が大活躍していて、それに困り果てた海賊版DVD業者がその犬に賞金を掛けたというお話。海賊業者必死だな。

こういう、「特定の臭いを嗅ぎ分けるための訓練を受けた犬」のことを特殊犬と呼ぶらしいですが、関連情報をぐぐってみたら、こんな記事もありました。


本日付けの犬関連ニュースで,「岡山県警が6月から特殊犬を導入する」というニュースを見つけました。

これまでも犯罪捜査や行方不明者の捜査には「県警嘱託犬」(いわゆる警察犬)が協力してきたワケですが,従来の嘱託犬の場合,「対象者の着衣などから臭いを覚え,足跡をたどって追跡する」ことで,「確実性が高く,移動ルートを詳しく解明出来る」という強みがある反面,「風雨や時間の経過で地面に残された臭いが消えてしまったり,対象者が死亡してしまって腐乱臭に変わってしまっていると捜査が困難になる」という弱点があったそうです。

今回導入される「特殊犬」は,その弱点をカバーするためのもので,

・空気中の浮遊臭から対象者のにおいを選んで居場所を特定する「地域特殊犬」と
・死体から出る腐乱臭だけをキャッチする「死体捜索犬」

の2種類だとか。

犬の鼻って凄いなぁ。…ところで、「死体から出る腐乱臭だけをキャッチする犬」の訓練って、どうやってるんだろう(ちょっと怖い想像)。