椿三十郎

以前のエントリでちょっとだけ書いた、織田裕二主演のリメイク作品「椿三十郎」を見てきました。

結論から言うと、「(オリジナルと比べるのでなければ)十分楽しめる良い映画」だと思います。決して損はないでしょう。

脚本はオリジナルに割と忠実で、どちらかといえばオリジナルに対するオマージュとすら言っていいでしょう。今使える役者で撮りなおしたらどうなるか、という感じ。音楽なんかもいい感じでした。

ただ、主役の体つきや顔つき、声質の違い、多少現代風の演出なども相まって、オリジナルと比べてしまうとどうしても迫力に欠けるという点は否めないのが残念といえば残念かな。

個人的には、竹林役の風間杜夫と、押入れ侍役の佐々木蔵之介が素敵でした。それぞれ見事な小悪党役と飄とした感じの役を演じてるなぁ、と。

思ったのは、分かりやすいし面白いし痛快な、いい脚本だなぁ、ということですね。うん。いい。

椿三十郎<普及版> [DVD]

なんかね、改めてオリジナルを観たい気持ちがふつふつと湧いてきました。近所のTSUTAYAで借りてこよう。