さり海馬

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合宿に行ってきました(8/27 写真追加)

しばらく更新が滞っていてすみません。8/22〜24 の間、山梨県勝沼での合宿に参加してきました。今お世話になっている道場の恒例夏合宿に、息子さんと初参加です。

大体の生活パターンはこんな感じ

  • 5時: 起床
  • 6〜7時: 朝稽古。寺の境内で杖と太刀の基本動作をゆっくりと
  • 7〜8時: 朝食。
  • 8〜12時: 午前稽古。合気道の基本技(一〜四教、四方投げ入り身投げ、呼吸投げ、天地投げ、回転投げ、呼吸法)をいろいろなバリエーションで
  • 12〜13時: 昼食。近くのキャンプ場で自炊。
  • 13〜17時: 午後稽古。杖と太刀の理合と、杖を使った一教、投げなどのバリエーションを。
  • 17〜19時: 休憩+夕食。
  • 19〜20時: 風呂その他
  • 20時: 就寝

こんな感じで、息子さん(4歳)ともども、朝から晩までみっちりと、合気道杖術、剣術の武道三昧の週末を送ってまいりました。ちょっとは上達してるといいのですが。

二日目には薬師如来十二神将の像の前で座禅*1を組んできました。なんでも国宝なんだそうで、ありがたいことです。ちょっとは心が磨かれているといいのですが(笑)。

最終日には昇級審査がありました。今回の出題項目には俺の現在の鬼門*2「三教」があったのですが、諸先輩方のご指導のおかげで、危なげながらもなんとかこなせました。ありがとうざいます(いや、誰も読んでないだろうけど)。

息子さんはと言えば、基本動作*3、片手取り転換とそこからの呼吸投げを、ちゃんとこなしていました。子供って凄いです。観てるだけで覚えちゃうんですから。それに身体がとても柔軟だから、どんな変な着地しても、どこかの誰か*4みたいに受身でしくじって肩を痛めるなんてことがない。お父さんは嫉妬してますよ。

痛いと言えば。

今回の合宿で四段に挑戦される先輩がいらっしゃいました。二段以上になると、その審査では「型」の出題はなく、受け(=平たく言うと「やられる側の人」)があらかじめ定められた動作で攻撃するのを、臨機応変に自由な動きで捌くことで習熟度を審査されます。

この受けはたいてい有段者が担当するのですが、今回、仕事や何やらで急に都合が悪くなって有段者の方々がことごとく合宿参加不能になってしまうというアクシデントがありました。このため、やむを得ず、先生のご判断により、急遽別の人間が受けを担当することになりました…俺が

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

技のキレ(=痛さ)では道場中でもトップクラスとの誉れ高きI倉さんの、自由演武の受け。自由演武ってことは「何が来るか分からない」ってことでもあります。それでも、自分のせいで迷惑が掛かってはいけないと必死に食らいついては投げられ、極められ、一通りの演目を終えたときには案の定ボロボロの俺でした。正直に言いますが、途中何度か意識が遠のきました。どっちに向かって崩されているのかも分からない有様です。本当に自分の審査が終わった後で良かった。これでもうすぐ喜寿だってんだから怖い>I倉さん

そんなこんなで二泊三日、あっという間に過ぎました。充実した合宿でした。境内から見下ろすと、眼下に広がる甲府盆地は美しく、緑色に見えるほとんどが、たわわに実をつけたブドウの樹というステキな風景でした。

ご存知の通り、勝沼は日本有数のブドウの産地です。ちょうど今がブドウの盛りでして、行く先々で当たり前のように食卓にブドウが並びます。デザートもブドウ、お茶請けもブドウ、おやつもブドウです。

先生が事前に注文しておいて下さったのか、稽古の合間の休憩時間にもブドウが出てきて、水分と糖分*5に役立ってくれました。ありがたいことです。

…ああ、そうか。今、分かりましたよ、先生。

ものがブドウだけに、武道三昧の週末ってことですね。

お後がよろしいようで。

*1:真言宗のお寺なので、正式には座禅ではなく観想法(阿字観)というそうですが

*2:相手の手首を取り直す形がうまく出来ない

*3:礼法、前方・後方回転受身、膝行

*4:俺です。奥さんには「通いだして二週間で病院送りだっておー!(やる夫AA略)」とか笑われました。悔しいです

*5:ブドウ糖だ!