さり海馬

Thoughts walk away, blog stays.

「ふるさと」?

このところEarthdawnの記事ばっかりでさびしいので、久しぶりに親バカネタを。ちょっと長いですが。

先日、小学生になったばかりの息子さんの父兄参観がありまして、学校に行って来ました。授業自体は男子の親にありがちな「奴め、いつ、やらかしてしまうのか!?」みたいなハラハラ感覚な心構えで望んだのですが、存外ちゃんと授業を受けていたので、少し安心したというか、拍子抜けしたというか。

壁には児童たちが描いた絵が貼ってありました。黄色の色画用紙に、めいめいがいろいろな絵を描いています。どうやら最近自分が気になったこと、興味があることが描いてあるようです。ロボットとか、お母さんとか、ペットの犬とか。絵の地が黄色なので、みんな明るい絵柄だよね……、あれ…一つだけ画面が真っ黒な絵が。

うちの子でした…orz。

奥さんと二人で「ねぇ、児童心理学だと『黒い絵』ってヤバいんじゃなかったっけ?」、「う、うん…確かそうだったはず」「えええ」「最近厳しく叱ったかも」「いやいや、その程度ではこう真っ黒には…」

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

家に帰ってから、息子さんと話し合ってみることに。

俺:「なあ、息子。教室の壁に貼ってあった絵は、何を描いたんだ?」
息子さん:「えーと、『ふるさと』?」
俺:「(なんで語尾上がってんだよ)『ふるさと』?…なんだそれ?」
息子さん:「知らないの? ほら、灰色のところのあれ」
俺:「???」
息子さん:「お父さんも見たじゃん。ほら、戻ってくるって言ってた」
俺:「???」
息子さん:「(察しの悪い父にちょっと苛立ちながら)星の出るところで見たやつだよ!」
俺:「……待て、それはプラネタリウムのことだな」
息子さん:「(自信ありげに)そう、ぷらねとりうむ」
俺:「…というと、「戻ってくる」ってのは…」
息子さん:「『ふるさと』でしょ?」


俺:「『はやぶさ』か!?」
息子さん:「そう、それ!」

…「さ」しかあってねぇ。それも位置が違う…とか、ツッコミどころ満載だったのですが、あまりに得意げな息子の表情を前にしては:

俺:「そうか!上手に描けてるぞ! 特に真っ黒に塗ってあるところなんか宇宙っぽくて凄くいいな!」

…と言うしかありませんでした。*1

*1:確かに先日、府中の森博物館のプラネタリウムで、"Hayabusa - Back to the Earth" というプラネタリウム映画を見ました