さり海馬

Thoughts walk away, blog stays.

チャーリーとチョコレート工場

チャーリーとチョコレート工場 [DVD]

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ストーリー上は特に見るべきものもないからコメントしない。映像の美しさは特筆もの。チョコレート工場の内部は物凄い色彩感覚で、正に「色の洪水」って感じ。子供の夢の世界がそこにあるね。面白かった。

あと、やっぱすげえと思うのがジョニー・デップ。こういうクセ者をやらせると最高に上手い。一芸に秀でつつも傷つきやすい子供の心を備えたまま大人になった人物を演じてるけど、表情の見せ方がイイ。彼は映画「ネバーランド」でも「子供大人」的主人公の役を演じているんだけど、(映画の傾向による違いはあるけど)演技を使い分けているのがよく分かる。

…でもエレベータで『天丼』はやりすぎなんじゃないのか(笑)>デップ

ネバーランド [DVD]

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実は、この「チャリチョコ*1」を見たときにぱっと思い浮かんだのが、大好きな映画「トイズ」。子供っぽい大人が出て来て、大人たちの汚さに傷つきながら、奇妙な城を作り上げる、っていうモチーフが共通している気がする。なんかそういうアーキタイプみたいなものが存在するのかなと思った。

トイズ [DVD]

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p.s.
チャーリーの母役で、ヘレナ=ボナム・カーターが、ウォンカ氏の父親の役でクリストファー・リーが出演している。ファンにはうれしいキャスティング。お得感たっぷり。

*1:ファンはそう呼ぶらしい

定例会

JUN氏マスターでのアースドーンのキャンペーン。私のキャラクタはトロールの女空賊で、典型的な「高貴な野蛮人」や「スコットランド高地人」的な性格、両手にごっついサイズの棘付きメイスを振り回すってのが売りだったんだけど。

前回のセッションで見事に悪い教団みたいのにうまく身柄確保されて武装解除されて、ブラッドぺブル(体表埋め込み型の鎧)以外の装備を失ってしまった。

今回、無抵抗主義の指導者を助けることになるんだけど、そいつとの対話で価値観の根底から分かり合えないことが判明((「あたしは自由にやる。自分の命は自分で守るし、自分より弱い奴のいうことは聞かない」v.s.「力は力に倒される。我々は憎しみを求めているのではない」))。かろうじて周りのPCのお陰で仕事をやるという形を取ることが出来た。キャラ立てとシナリオ進行とが衝突しかかっていただけに、その助け舟はありがたい。「誇り高く融通の利かない」キャラクタをプレイするためには、周囲と協力して色々考えなきゃいけない。そういう事って、プレイヤーとしての経験値がものを言うし、周りがそれを許してくれないと中々出来ない。今回のことではプレイヤーとして皆さんに感謝。

今回は見せ場が割とあった。指導者を追いかけてきた集団のリーダー(高いサークルの剣匠)との、「あたしがあんたに勝ったら指導者を見逃せ」なタイマン勝負に勝つことが出来たし。正直嬉しかった(笑)。