ロボット開発技術がSFアニメを超える日
Honda“ASIMO”、ソニー“QRIO”と、たて続けに2つのロボットが走ることに成功。一方、もっと身近な二足歩行ロボットとしてZMPから“nuvo”が発表された。いよいよエンジニアの原点ともいわれるアトムやガンダムが現実になろうとしているのか。ロボット開発の最前線に迫る!
現在のロボット技術の隆盛は、鉄腕アトムに始まるロボットアニメの影響を受けた技術者たちのモチベーションに拠るところが大、というコンセプトでのレポートとインタビューによる記事。共感を持って読むことができる。影響を受けたアニメを元に世代分けしているあたりが面白い着眼点。
三つ子の魂百まで、というところか。ROBO-ONEとかを見ると無性に心が騒ぐ私なんかにはツボである。
また西欧では、宗教的な制約から、人間に似たロボットの開発に枷がはめられているという。神の領域に近づきすぎてはいけないという例のアレ。クローン人間なんかの問題ならばその気持ちは分かるんだけど、ロボットにまでその枷がかかるとは、ある意味意外。
ただ、それ(= 神の領域に近づき過ぎてはいけない)を言い始めると、この先色々な技術が制約を受けてしまうのではないか、という不安はある。考えすぎかも知れないけど、最近アメリカで台頭しつつある例の宗教右翼とかを考えると、心配。まぁ、アメリカで一番強い宗教はプラグマティズム*1なので、結局現世利益がそういう思想を圧倒するようにも思う。
…なーんて偉そうに。
でも、とりあえず今のところは、東洋がロボット技術をリードしているんだろうね。なにせ民間レベルで二足歩行ロボットの格闘大会が定期的に開催されているのって、日本だけでしょ?*2 凄いよね。
p.s.
私が最も影響を受けたロボットは「柔王丸」だったり(笑)。