さり海馬

Thoughts walk away, blog stays.

色々な視点があるものだなぁ。


デモに参加しているのは「白嶺」とよばれる20〜30代のホワイトカラーたち。大学や大学院を卒業して大企業で高給を稼ぐ「ヤング・エグゼクティブ」で、『ニューヨーク・タイムズ』などが報じたように「収入格差を訴えるため」にデモに参加したのではない。彼らは日本製品を多数所有する、富裕層なのである。街に出て「愛国無罪」をさけんで日本製品の広告を破り、日本食レストランの窓ガラスを割って、「愛国活動をした」といいながら、家では日本製品に囲まれて暮らしている。自分で買った日本製品はだいじにしたいが、他人のものは壊しても平気なのだとしたら、「幼稚病」といわれてもしかたないかもしれない。

かと思うと、実際に北京に留学中のbeijing日記さんでは


その分析によれば、深圳でのデモに参加して日本の商店を打ち壊した人間は四種類に大別できるという。

1 憤青はてなのキーワードになってるので詳細はクリックしてください。

2 騒ぎに乗じて商店の品物を奪おうとする者。

3 一日中退屈していて、何かすることを探している暇人。

4 別の目的があって騒ぎを利用しようとしている者。

この意見は冗談半分なのかもしれないが、家庭教師ではないほうのWJに見せたら「だいたい正確だ」と言っていたからそれほど見当外れな説明でもないのだろう。彼は「多分二番目が一番多いだろう」と付け加えていた。さらに「外交問題でならデモが起きるが、中国国内の問題ではデモが起きないだろう、やったところでどうせ何も変わらないからな」とも言っていた。

という記事が。

結局「祭り=大衆の憂さ晴らし的な意味が強くて、強烈に政治的アピールをしようとしているわけじゃない」という言葉に説得力を感じてしまう今日この頃。そういう油断がいけないってのも自戒しつつ。