砂浜めぐり
午後二時ぐらいまでかかった用事を済ませてから、鎌倉方面に出かけることにした。実は先週も七里ヶ浜まで出かけたのだが、そのときに息子に砂遊びをさせたら余りにも喜んでいたので、今週も連れて行くことにした。
天気もよく、絶好の日和だったのだけれども、鎌倉周辺はやはり強烈に混雑していた。そのために到着時刻は大幅に遅れ、浜に出たときにはもう午後三時を回っていた。
麦わら帽子、(海に入るわけじゃないが濡れることを考えて)水着、パーカー、そして新調したお砂場セット(プラのバケツのなかにスコップとか熊手とか入っているアレだ)という完全装備で浜へ向かう息子であった。
だが、ちょっと残念なことに。
先週は綺麗な砂浜だった七里ヶ浜だが、今日はものすごい量(本当に尋常なない量。場所によっては大き目のスクーターぐらいの塊になっていた)の海藻が、浜一杯に打ち上げられていて、とてもじゃないが幼児を放てるような状況ではなかったのである。かといって、波打ち際から退いたところでもかなりのゴミ(特にタバコの吸殻やガラス瓶の破片が恐い)があって、やはり心配になる。
やむを得ず撤退し、奥さんの発案で金沢八景へと向かうことにする。そっちには海の公園というのがあって、やはり広い砂浜があるのだ。
到着の時点で大体4時過ぎ。既に夕暮れの気配が漂いはじめているところであった。さすがに水際には向かうことができず、波を横目で見ながらの砂遊びとなった。
それでも、熱心に砂を掘り、穴を埋め、小さい手でたむたむと砂を叩く息子の姿に、来て良かったと思う。そしてリベンジを熱く誓う父であった。(次回へ続く)