さり海馬

Thoughts walk away, blog stays.

浜遊び→潮干狩り

昨日果たせなかった「浜遊び」を実現させるべく、今日も金沢八景へと向かう。必勝を期して今日は午前中に出発である。

しかし再び強烈な渋滞に阻まれた。最初は近所にあるシーパラダイスへと向かう車かと思ったが、よくよく見てみるとどうやら潮干狩りに行く人々の群れのようである。

ちょうどこの時期、金沢八景は潮干狩りのシーズンであった。それを忘れていたわけではないのだが、この混雑は予想以上であった。(後で調べて分かったことだが、我々の移動時間が丁度干潮のナイスなタイミングとカブッていたのであった。つまり、一番混雑するタイミングで、一番混雑する場所へ行ってしまったのである)。

どこの駐車場も満車札止め。その上デパートの駐車場などとは異なり、待っていても空く可能性が非常に低い。

止むを得ず八景を諦めて、横須賀の向こう、馬堀海岸方面へ抜けようと考えた。野島の裏側から海岸沿いに横須賀へ抜けるのだ。我々の目的は潮干狩りではなく、浜遊びなのだ(ココ重要)。

…と、ふと見ると、普段は公園として使われている場所が「臨時駐車場」として公開されているのを発見する。おお、混んではいるが待ち行列がほぼゼロだ。…というわけで、コース変更は放棄して即座に駐車。非常にラッキー。ここから海の公園まではちょっと遠いけど、その手前にある野島公園までは歩いて五分ほどで着く。

野島公園は湾を挟んで海の公園の反対側にある。砂浜こそ小さいが、実はそこでも潮干狩りができるのである。それも無料で(笑)。既に沢山の人々が浜にしゃがみこんで貝を捕っていた。

そんなわけで、奥さんの狩猟本能に火がついた。(「ボウッ!」って感じで)

息子は主に私が面倒見ることにして、奥さんは玩具の小さな熊手とポリバケツを手に狩猟者の群れへと身を投じた。

息子はといえば、やはり砂遊びよりは波打ち際での遊びが楽しいらしく、くるぶしぐらいの深さの水辺でなにやらばしゃばしゃ始めた。どうやら母親の真似をしているらしい。私も付き合って一緒に砂を掘りつつ、いくつか貝を見つけて楽しむ。

考えてみれば、潮干狩りなんて、三十年以上前のことになるなぁ。

一時間もそうしていたろうか。やがて徐々に潮が満ちはじめて来た。潮干狩りを想定していなかったため、我々の装備は貧弱であった。何せ浜辺まで運動靴で来ているくらいだから。そんなわけでそろそろ撤収することにした。

結局、貝は小ぶりのものが30個程度も採れたろうか。殆どは奥さんの採ったものだ。味噌汁の具だね、それとも酒蒸しにしようか、などと話をしながら帰宅する。

…なんかね、割と楽しかった。