さり海馬

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Winny で原発情報流出


北海道電力泊原発九州電力川内原発(鹿児島県)などの機密情報がインターネット上に大量に流出していた問題で、経済産業省原子力安全・保安院は23日、これらの原発の点検を子会社が請け負っていた三菱電機(東京都千代田区)や各電力会社に対し、漏えいの事実やその内容の確認を始めた。原発の建屋内の機器の配置図など「核物質の防護上の問題がないかなどを調べる」(同院幹部)としている。

もう同情する気も起きないのだが。ただ、流出した資料の重大性が群を抜いている。


毎日新聞の調べによると、ネット上に流出していた情報は、定期検査の工事報告書や定期修繕工事の作業要領書など「機密」と表記されたデータが多数、含まれていた。また、トラブルの記載や定期検査時に原発内部を撮影した写真のほか、作業員名簿などもあり、火力発電所のトラブルを電力会社に隠すことを打ち合わせたともみられる文書もあった。

内部図面もそうだけど、作業員名簿とか。そういう情報がテロリスト方面に流れることを考えると、今回のことは本当に重大な出来事を引き起こす可能性がある。

こういう話を聞くにつけ、最近日立が出している「ディスクレスクライアント」が現実的に見えてくるよね。

「なに、ハードディスクから情報が漏れた? じゃあディスクを持たせなきゃいいんじゃん」って発想はプリミティブだが、正しい。