さり海馬

Thoughts walk away, blog stays.

総選挙が来るわけですが

色々考えたんだけど、今回、私は小泉自民党を推すことにしました。

理由は色々ありますが、端的に言って、これ以外の選択ができなかったためです。消去法で残ってしまったというか。

現実的に考えると、私が今回の選挙で投票対象として考えうる勢力は、小泉自民党(執行部側)、反小泉自民党(「造反」側)、民主党、程度しかありません。私から見ると、公明党は明確な行動指針を出しておらず、連立与党としての立場を維持することにのみ興味があるように見えます。共産党社民党は問題外の更に外です。

そんなわけで三択なんですけど。

まず民主党。今回の選挙での論点を「郵政」からずらそうとしています。確かに他にも大切な問題があるのは分かります。ただ、今回の解散の直接の原因を敢えて無視しようとする作戦の裏には、民主党の票田である旧全逓の意向が見え隠れしているように思います。また、「郵政民営化ではなく、無駄遣いを減らすことが大切」みたいなこと言ってますけど、具体的にどうするのかを明らかにしていません。あと、郵政とは関係ありませんが、彼らは外国人参政権を推進する政策を取っています。私はこれがどうにも納得いかなくて、そのことからも民主党を推す気持ちになれません。

次が反小泉自民党。現状の守旧派ですね。よく言われるように「既得権益を維持するために汲々としている皆さん」というステロタイプで言ってしまうのはどうにも危険です。彼らは現在の仕組みが正しいと確信していて、それを(少なくとも今は)変える必要がない、としている人たちでしょう。私自身は、これからの改革で向かうであろう「小さな政府」には不安があります(卑近な例:子供を育てる立場からすると、色々な補助が削られる可能性があるとか)。ただ、現状維持、借金に借金を重ねて先送りを繰り返してきたやり方を続けるだけでは、破綻は間近だと思います。そのため、この人たちにも票を投ずることが出来ません。

以上から、かなり恐る恐るではありますが、小泉自民党を推すことにしました。

皆さんはどうですか?

p.s.
なお、この意見は私の個人的な視点を書いたものであり、それが「誰に対しても正しい」と主張するつもりはありません。いろんな視座から前向きにお話できたらいいなぁと思います。