シュモクザメは喰えるのか?
トロ箱の中に横たわる不思議な形の魚のシルエット。エイかと思ってよく見たらシュモクザメだった。初めてだ、あんな近くで見たのは。って言うか値札ついてたぞ……
食えるのか、アレ!
食えるらしい。
私も以前、「サメの肉はアンモニア臭くて、練り物にするぐらいしか…」みたいな話を聞いたことがあります。フカヒレや練り物に使うのなら、一匹まるごと売ったりしないはずだなぁ、と、ちょっと疑問に思ったので調べてみました。すると:
- サメの肉がアンモニア臭くなるのは、体内にある尿素がサメの死後にアンモニアに変化するためで、新鮮なものや、尿素自体の蓄積量が少ない幼魚はそれほど臭くない。そして臭くない状態のサメ肉は割と美味らしい。(→食材としてのサメ- Wikipedia)
- 紀州では昔から祝い事の席に「サメの湯引き」という料理を出す。サメの身をぶつ切りにしてお湯にさらしたものを、酢味噌で食べるのだそうだ。(→調理の様子:食用珍魚スペシャルバージョン)
…というわけで、シュモクザメは食べられる。というか、一部地方ではおめでたい席に出てくるハレな料理の食材であることが分かりました。誰か食べたことある?*1
うーん、勉強になったなぁ。