さり海馬

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キーボードを「聞いて」内容を当てる


コンピュータ用キーボードをタイプするときのカタカタという音で、驚くほど正確に入力内容を再現する方法を、カリフォルニア大学バークレー校の研究者が開発した。

10分間、誰かがたたいているタイピングの音を分析し、タイプした内容を96%もの精度で再現するソフトウェアを開発したとの論文を、この研究者らは先週発表している。

キーボードという入力デバイス自体が、もはやセキュアではないということですか。つまりパスワードのように、認証をキーボードに頼っている限り、この種の技術からは逃れられないということになるなぁ…なんて考えていたら


「音楽や人の声といった異なる種類の音がすべて入り交じった状態だと、キーボードのサウンドを周囲から分離させることはかなり困難になる」と論文を共著したバークレー校の学生、リー・ズアン氏は述べる。

だそうで。ようは周囲が騒がしけりゃいいんだろうけど。でも、重要度が高いシステムほど、それ置かれている場所って大抵静かだよね。これからはそういう風景も変わるのかな? 大事なシステムのコンソールの周辺ほど騒がしい、という具合に。デスメタルをガンガンに流すとか。

あー、でもそれだとスピーカーを設置したり、音源を用意したりしなきゃいけないなぁ。それがかえってセキュリティを脅かしたりしかねない。どうしたものか…。あ、そうか。自分で音を出せばいいんじゃん。

そういうわけで、今後オペレーターは、ログインの際に「パスワード入力、フォーーーーッ!*1」って叫びながら入力すること。これ最強。

*1:そろそろレイザーラモンHGは勘弁してくれって意見は却下。俺的にはまだ賞味期限内(笑)