さらにグループ魂
年末の買出しのついでに買っておいたアルバム二枚をiTunes→iPodに落とす。なんだかこの年末年始はグループ魂ばっかり聴いている気がする。
- アーティスト: グループ魂
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 1999/03/25
- メディア: CD
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GROOPERからTMCまでの間には、六年以上の時間が経っている。だからこの両者を聴き比べると、けっこうな落差を感じる。GROOPERは良くも悪くもコメディ中心の素人っぽさがあり、TMCでは(新メンバー加入という要素もあって)よりこなれた感じで、音楽的にもかなりリッチな感じがする。
音楽性などを論ずるほどいろいろなジャンルを聞き込んでいるわけじゃないから偉そうなことは言えないけど、このバンドは「バカ」だけじゃすまないスキルというか、そういうものがあると感じる。
ありとあらゆるジャンルの音楽(ロック、パンク、レゲエ、スカ、バラード、ムード歌謡、アイドルポップ、演歌、etc)をすげえ贅沢な道具立てにして、「モテる努力をしないでモテたい」とか「ロックの先輩寂しい、友達いない」とか「エレベータのボタンを押してあげる、けど、家賃とか光熱費とかはキミが出してよお願いしますから(半分切れ気味に)」とかの男バカをシャウトするその無駄度がなんとも好きだ。
なお、このバンドのコンセプトは、「パンクでやる玉川カルテット」だそうだ。アルバムの随所に入っているネタは、確かにそうなっている。スリッパの音がなんともたまらん。