さり海馬

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「RMTに課税」は最早ヨタ話ではなくなってきているらしい件

以前の日記「オンラインゲームのアイテムは資産なのか」でも触れていた、RMT課税関連のお話


Dibbell氏の記事にはこうある。「あなたが、アイスダンジョンの近くでアークティックオーガロードと戦うことで何時間も浪費したことがないなら、あるいは、IRSが発行した資料を読み込めるほどの時間をお持ちでなければ、米政府がオンラインゲームの仮想の戦利品に課税するようになるかどうかなど、おそらく考えたことはないだろう。しかしこの問題は、『なぜ現時点で課税が始まっていないか』 というレベルに来ているというのが現実だ」

前回の日記では「オンラインゲーム上のアイテムは資産か?」という話でしたが、今回はちょっと違っていて、どちらかというと、持っている資産に対して課税というよりは、「RMTによって得られた利益に税金をかける」というお話です(記事ではその両方が一緒くたに話されているので、ちょっと判りにくいけど)。従来の税法でカバーできるのかという話はともかく、何らかの取引によって利益を得ているのであれば、課税するよん、というアプローチですな。

究極的には、やっぱ「価値のあるアイテムを持っていると、一定額以上なら無形固定資産税がかかる」みたいな話になっちゃうんだろうか。恐るべしIRS*1

*1:そういえば Steve Jackson Games社の傑作カードゲーム Illumnati でも、IRS は収入が高くガードも固い、かなり強いカードだったのを思い出すなぁ