今更だが「皇国の守護者」読んでみた
- 作者: 伊藤悠,佐藤大輔
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/03/18
- メディア: コミック
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「ウルトラジャンプ」で連載中の漫画のほう。…やべぇ、面白いぞ。ということで、まとめて四巻お買い上げ。
知的生命としての龍や、遠隔探知・通信能力である「導術」が存在する架空世界。東方の島国<皇国>に突如北から侵攻してきた大陸の大国<帝国>。大軍に不意を討たれた<皇国>軍の北方鎮台はあえなく陥落するが、残存兵力の主力撤退を完了するため、嫌われ者の新兵科「剣牙虎」大隊がその殿を受け持つことに。圧倒的な物量を誇る<帝国>軍に対して、絶望的な撤退戦*1。飼いならした大型猛獣である「剣牙虎*2」たちとともにほぼ全滅必死の戦いを挑む兵たちの運命や如何に…。
という感じの。判りやすく言うと「ちょっとESPとか知的異生物とかある世界で、だいたい日露戦争ぐらいのテクノロジーレベル時代に、大兵力のロシア帝国が北から攻めてきた、大日本帝国陸軍が、北海道(よりもっと小さい島。どっちかというと佐渡ぐらいか)で絶望的な撤退戦をする」という感じか。
主人公の新城大尉の人物造形がいい。屈折というか卑屈加減が実に良く私の感覚にフィットする。原作のほうをチラッと見てみたんだけど、漫画よりもずいぶん深くゆがんでいる人物なんだなぁと思う。
続きが凄い気になるんだけど、原作は7巻ぐらいまで出てて、漫画はその2巻目半ばぐらいまでしか来てない。うーむ。やはり原作買うかぁ。