ミステリーチャンネルの「ホーンブロワー」が面白い件
ホーンブロワー 海の勇者 /HORNBLOWERシリーズC.S.フォレスター原作の人気帆船小説を、当時を見事に再現して映像化。
米・エミー賞を受賞した海洋スペクタクル巨編がCS初登場!
大海原に命を懸けた若き英国海軍士官候補生の、戦いと成長の記録!!!イギリス本国で視聴占有率34%を獲得し、約800万人の視聴者を魅了した米・エミー賞を受賞した(シリーズ1、1998年)海洋冒険ドラマ。
あの海の英雄がいよいよCS初登場!ドラマは本物の帆船を使用して実際に海で撮影され、迫力の大海原での戦闘シーンなどが盛りだくさん。
海軍の軍服や小道具等も再現し、ナポレオン戦争前後の雰囲気あふれる原作の世界観を忠実に再現して、ファンの心をくすぐります。
全く期待しないで見ていたんですが、割と見所多くて面白いです。ポイントは:
- 実物の帆船を使って撮影しているので、会戦シーンとかとてもリアル
- 補給に苦しむエピソードとかあって、船乗りの生活が細かく描かれているので、RPGのシナリオなんか考えるヒントにいい
- イギリスが階級社会だということがとてもよく分かる人間描写
- それでも現場を良く知る水夫頭なしには船は回らんということをよく描いている
- 貴族同士の揉め事は決闘で解決する(今からすると)野蛮なイギリス人たち
- あまりにも好人物過ぎてこれがフィクションだということを常に思い出させてくれる主人公
- 当時のイギリス人がどれだけフランス人を嫌っていたかということが良く分かる台詞回し(「フランスでは革命政府が権力を奪ったそうだが、なぁに、フランス人は所詮フランス人だ」)
- どっかで聞いたことがあるような勇壮な音楽…思い出した。これとそっくりな曲がモンティ・パイソンの The Meaning of Life の最初のところ、「クリムゾン―老人は荒野をめざす―」でかかってた*1。
- 主人公がV6の岡田に似ている
あたり。
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*1:…が、時期的にはパイソン(1983年)の方が先だな