さり海馬

Thoughts walk away, blog stays.

宇宙に行ってやっつければいい

基本的に親バカトークです。生暖かく見守ってください(笑)。

昨夜遅く。寝たはずの息子さん(4歳)がベッドから奥さんを呼んでいました。聞いてみると、寝ているうちに怖くなった、と言っています。

思い当たる節はあります。

息子さんが通っている幼稚園ではこの時期、広島・長崎の原子爆弾のことを子供たちに説明して、みんなで話し合うという授業をします。戦争がいろいろな悲しい出来事を起こすことや、みんなが平和に暮らしていくにはどうすればいいかを話し合います。

子供たちに提示する内容については、事前に先生方が吟味したものだけで、子供たちにはとって衝撃が大きすぎると思われるようなエピソードや写真は巧妙に隠してあります。

それでもきっと、怖いという感覚は子供の心に残ったのでしょう。「おうちが壊れる」「赤ちゃんや牛さんが死んじゃう」と、一生懸命話してくれたようです。

奥さんは一通り聞き終えた後で、息子さんが安全であること、原子爆弾が落ちてくることはないこと*1、を話、もし何かあったらお父さんとお母さんが守るから安心していいこと、を話しました。

すると安心したのか、前向きな発言が飛び出しました。それが今回の表題。「じゃあ、ゲンシバクダンを宇宙に持っていってやっつければいい!」、「宇宙なら誰もいないから誰も死なないよ」と。

ああ、息子さん。君はどこでそんな円谷的*2発想を…。お父さんは嬉しいよ。

*1:もう少し大きくなったら、そうではないかも知れないことも話さなければならないでしょうが

*2:横山/ジャイアントロボ的とか手塚/アトム的って言うと少し悲しい結末だが