さり海馬

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「ブロッケンブラッド」が俺の心の琴線にスパークした件

ブロッケンブラッド (ヤングキングコミックス)

ブロッケンブラッド (ヤングキングコミックス)

頭の悪いシナリオ(褒め言葉)が喜ばれるTRPGってありますよね*1。俺もそういうの大好きな方なので、まぁ、図らずも日々研鑽を怠らない体たらくなわけですが。

そんな頭の悪いシナリオ(褒め言葉)を毎回やっているような漫画があります。それがこれ、ブロッケンブラッドです。(B級)映画、TV、芸能、オカルト、陰謀説あたりのバカネタが大好きな人は是非読むべき。

17世紀ドイツの錬金術師ヨーハン・シュルツは、独自の科学理論で霊的エネルギーと物理現象を相互に変換する能力によって魔女を創る事に成功した。そして、その血液を自分の子孫に残した。月日は流れ現代、子孫である守流津健一は従姉である四方田礼奈の力によって、男にもかかわらず「変身魔女っ子ヒロイン」にされ「ブロッケンの血族」として先祖が残した人工魔女理論を悪用する錬金術師を狩るために戦い続ける。

まぁ最初のうちは「男が」「変身魔女っ子ヒロイン」というだけの、馬鹿レーティングでいくと2(まぁ、笑える)ぐらいの話なんですが、そのうち主人公がモノホンのアイドルとして大人気を取ってしまい、芸能界を舞台に話が展開し始めると、どこかで聞いたような、俺の大好物なネタのオンパレードが始まります。大体2巻の頭あたりからぐいっと面白くなります。

  • 「セレブやタレントがワンショルダーの原始人っぽい服を着て何を聞いても二言三言」事件
  • 「突然どこからともなく司会者の生え際めがけて強風が吹いてくる」事件
  • 「裸にガンベルトを巻いた不気味な(中略)」事件*2

もうこの辺まで来ると、俺的にはピクピクしながら読んでます。

絵柄はちょい昔風の萌え絵っぽい感じで、いささか手に取るのが恥ずかしくなるような本ですが、内容的には馬鹿の粋なので是非、読んでみてください。とりあえず立ち読みででも。

*1:れれれとか、れれれとか、れれれとか

*2:原題ママ