さり海馬

Thoughts walk away, blog stays.

主題は良くてもディティールで説得力を失う例

世界的な不況の影響で勉強を続けられなくなる高校生が増えていることを受け県内外から集まった私立高生が4日、名古屋市中区の県体育館で記者会見し、「経済的な理由で学校を辞めなければならない仲間がいる今の状況は見過ごせない」と私学助成の充実などを訴えた。

ここまではいいんだ。ここまでは。日本が教育をあまりにも軽視している現状は良くない。予算を絞り過ぎてるのも確かだ。でもね。

会見には北海道から熊本まで全国16都道府県の私立高生約20人が出席した。生徒たちは「週4日はバイトをしているがそれでも学費が払えず祖父まで働き始めた。すごく心が痛い」「200円ほどのバス代も積み重なると大きいので、大雨の日でも我慢して自転車で通学している」などとそれぞれが置かれている現状を紹介。「日本は他の先進国に比べ教育に費やされているお金が少ない。もっと教育を重視してほしい」と訴えた。

……謝れ! 上り下りの結構きつい片道7kmを毎日自転車で通っていた高校時代の俺*1に謝れ!!。

まぁ、冗談はともかく。本気で困っている人を助けるための活動なんだったら、もう少し主張の内容を考えようよ。200円ったら市内一律ぐらいだろ。そのぐらい自転車で通うの当たり前じゃん。

*オッサンの昔語りスイッチ入ります*

雨が降ったら合羽着ろ。合羽着たまま自転車ダッシュすると身体から出た湯気やら汗やらで内側もびっしょりになって気持ち悪いけどそれは着替え持って行くとか精神力で気にしないとかでフォローしろ*2。それに「私立」ってだけでかなり厳しいぞ。公立とか定時制とか逓信制の人とかじゃダメなのか?

そういう説得力のない主張をするから、本当に困っている人たちまで一緒くたにされてしまうだろうに。周囲の大人ももうちょっと考えてやれよ。

*1:…すいません、今の俺では体力以前に精神的に無理です。なんて偉かったんだ、俺(笑)

*2:ちなみに俺は後者ですw。若者の体力で乾燥させていたが、きっと臭かったろうな、アレ