さり海馬

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ステイン・アライブが救った命

AHAでは心肺蘇生法のトレーニングを受けていない人々に対し、心臓発作を起こした人を助けるには、1分間に100回の速さで胸を圧迫するようにアドバイスし、『ステイン・アライブ』のリズムが1分間に103拍で最適だと伝えていた。同様に重要なこととして、過去50年以内に生まれた米国人の半数近くは、この曲をそらで覚えている[ステイン・アライブは、1977年に大ヒットした映画『サタデーナイトフィーバー』の主題歌]。

5月にもこの曲で助かった人がいる。フロリダ州デルレイビーチでジョギングをしていた人が倒れた際に、通りかかった車の運転者が『ステイン・アライブ』に合わせた心肺蘇生法を行なったのだ。

この方法は、元々はハワイ大学の小児科医Alson Inaba氏が提案したもので、その後イリノイ大学で、この曲と技術はトレーニングを受けた人の頭にしっかりと刻み込まれることが明らかになった。

1分あたり100拍の条件を満たす曲には他にも、リリー・アレンの『LDN』、ABBAの『ダンシング・クイーン』、クイーンの『地獄へ道づれ』などがある。

……誰が上手いことを言えと…と言いかけて、マジだったことに気づいて驚いた。曲名を見ていて思うけれども、なんだかディスコってのはCPRに向いた曲が多いのか。

しかしクイーンのソレは逆説的なタイトルだな。原題は Another One Bites Dust*1だし。

ちなみに日本の歌だと、中島みゆきの「地上の星」とかSMAPの「世界に一つだけの花」なんかがBPM100なんだそうで。覚えておくといいかも。
http://stabucky.blogzine.jp/stabucky/2004/10/100.html

*1:=もう一人が{戦って}死ぬ。出典を調べてみたらホメロスだった→http://www.phrases.org.uk/meanings/65500.html