さり海馬

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Nations of Barsaive III: Cara Fahd は来年の3月

RedBrick LLC のホームページで、編集者の arma が来年の予定と、Cara Fahad の内容について解説していました。例によって大雑把翻訳でお届けします。

ちなみに Cara Fahd というのは Liberator の英雄 Krathis Gron を旗印として最近建国された(正確には復活した)オーク国家です。複数のオーク部族を中心として作られています。

最近のカラ・ファード

クリスマスの間はそっちに集中してた私たちですが、今年も押し詰まって来たわけで、そうなると楽しみなのは来年のことです。1月には Cathay Gamemater's Guide が出ますし、そして3月には Nations of Barsaive III: Cara Fahd が待ってます。この本は 1st Edition の改訂版で、その改訂内容をどんなものにするかについては、もし新しいのが出るとしたらどうするべきか、既にベテランのゲーマーたちに意見を聞いています。そんなわけでこの本についてはどうなってるか分かってます。

シナリオフック:

第1版にはなかったので、いくつか追加しました。具体的には16個です。設定の章のあちこちに書いてあって、その内容と関連したものになっています。さて、そんな程度じゃまだまだ納得しないよ、という皆さんにはですね…

NPC

ゲームマスター・キャラクター、アースドーンでは伝統的にそう呼んでます。既に第1版で登場しているものに加えて、二人の新キャラクターが本書のあちこちに登場しています。そんなわけで合計9人、今回は全パラメータつきですよ! それに Krathis Gron の社交防御値が判明するのっていいでしょう。それについてはまた後で話しますね…。

各地の見所:

プレイヤーたちの登場する舞台となる場所が8つ、Craw Ridge の章に新しく追加されています。その中にはリベレーターたちの「ギャザリング」も含まれています(これについては Namegivers of Barsaive で紹介しています)。

カラ・ファードの冒険:

この章では、オークの国でのシナリオやキャンペーンに使える新しいアイデアを拡張したものが載っています。

ゲーム・インフォメーション、ルール:

主要な部族のメンバーを描写するのに使える案や情報が提示してあります。そして部族ごとの利点を備えたキャラクターを作るためのルールもついています。そんなわけで、全員オークやほとんどオークのキャンペーンを組むことだってできます。属する部族の違いによって異なったキャラクターを立てることができるのです。オーク部族のほとんどは読み書きができないため、文盲についてのルールもあります。

当たり前のことですが、冒険の記録や図書館を扱うためのルールも、本書の設定部分に載っています。Craw Ridge には出来立ての図書館があって、自分が最初の投稿者になれるチャンスがあるというのに、何もわざわざ古臭いスロールの図書館まで持っていく必要なんかないでしょう?

そして Guhvuuhl*1 スキルの隣には、Thunderer部族が使う占星術のルールが載っています。

つまり、Gahad*2 に関する部分を除けば、この章はほとんど新しく書き足されたものということになります。Gahad についても多少改訂や拡張が施されています。

装備とサービス:

オークは飲み食いが大好きです。たとえ quaalz の量り方が他の種族に理解してもらえなくても。この章にはオークの皆さんの「えさ場」が新しく15箇所も追加されたリストが載っています。嘘じゃありません。まぁその半分は hurrlg*3 なんですけどね。

どうせ自分のキャラは hurrlg なんか嫌いだよという方のためには、ぶん殴りに使える近接武器をいくつか用意しました。あと投擲武器も( hurrlg のマグは除きます。おいしいサンドラの hurrlg を放り投げるなんてできないでしょ?)。ぜんぶで2×5個の新しい武器です。厳密に言えばこの数字には多少のごまかしが含まれてます。実のところ、スピアは近接武器にも投擲武器にもなりますからね。

そのお詫びといっては何ですが、新しい毒を4種類追加しておきました。価格のことは聞かないでください。全部 GM にお任せしました。

クリーチャー:

新しいものは5種類、ただそのうち Rejruk は身体の引き締まったただの馬ですが。その埋め合わせとして、クリーチャー章の中にはトラップを埋め込んでおきました。サイドバーの中です。私たちはサイドバーが大好きです。本がちょっとかっこよくなりますし。とりあえず、"rabbit" と聞いたら要注意ですよ。

レッド・アイテム:

General Treasures が4つ、Legendary Treasures が9つ、合わせて13個です。さすがにラッキーナンバーとは言えないので、その中のいくつかは使えません。Legendary のうち4つは Krathis Gron の持ち物になっています。彼女はこれらのアイテムをパッションから手に入れました。彼女にとって有益な味方であることを証明できれば、ひょっとしたらそのうちの一つをもらえることもあるかも知れません( 彼女の Social Defense のこと、言いましたよね?)。 でもよほど頑張る必要があります。何せこれらのアイテムがあれば食えスター・パワーが使えるのですから。アステンダーの明かりで道を照らしたり、シストニウスの怒りで敵を打ち据えたりしてみたいとは思いませんか?

キャラクターと部族の一覧:

はい。こっちも作りましたよ。4ページにわたって全キャラクターを掲載してあります。それにこの本に登場する部族が1ページ。短い解説と参照ページが書いてあります。

さて、これでカラ・ファードの新着情報はおしまいです。ただ、いくつか載っていないものもあります。例えば、あの Vuttro の珍妙な大砲とか、あるいは既に基本ルールブックに載っている Mount Table みたいなものです。そういうものはそっちを探せるように簡単な参照文が書いてあるだけです。

最後に。全部で136ページにもなったので、コンパクトな 3rd Edition のレイアウトを使っても、ちょっと厚めの本になりました。

そんなわけで、2011年に向けたあなたの抱負は…「Nations of Barasive III: Cara Fahad を買う、そしてオークになる!」で決まりですね。

全員オークのキャンペーンって、やってみてぇ。なんかこうプレイヤー同士の話し合いがいつも、「それが掟だ」「そうだな」「ああ」で終わるようなw。

*1:なんだろコレ、初めて聞く単語。明らかにオーク語っぽい響きだけど

*2:Gahadはオークなら誰もが持っている「特定条件にはまると激情に流される」という種族的特徴。個人ごとに条件は違っていて、それがまた面白いんですが。

*3:獣脂を発酵させて作るものすごく強い酒。その上激しく臭い。冗談抜きでヒューマンやエルフには毒になる