さり海馬

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エルフ語教える大学出現、学習熱は高いぞ

奥さんが教えてくれたニュース(ありがと)。正直、受講してえ。ちょっと調べて見ると、どうやら「講義」ではなく、「勉強会」的なニュアンスが強いようで、学校の単位としては認められていない模様(BBCのインタビュー"Do You Speak Elf?)。どっかの大学の講座みたく、テキストだけでも公開してくれるとうれしいなぁ。

…と思っていたら、どうやら日本のカルチャーセンターでも似たような講座が開かれていたらしい。らしい、というのは、二次情報しか手に入らなくて、開催していたところのページを見つけられなかったからだ。

実は色々な言葉を覚えることに興味がある。現実のものもよいが、空想上のものでもいい。エルフ語についても、「指輪物語」の追補編(ASIN:4566023737)の巻末に載っている辞書なんか眺めて楽しんだり。ただ、あんまり文法的な情報は載っていないので、そこらへんがもうちょっと知りたい。ちなみに私のハンドルであるthalion、これも実はシンダール語なのだ(笑)。なんか「強いもの」という意味。(→「中つ国用語辞典」)

割とよく引き合いに出される仮想言語として「クリンゴン語」というのがある。これはスタートレックの(旧と言った方がよいか。今のシリーズでは仲間にクリンゴンいるし)敵役の異星人「クリンゴン」の使う言語だ。五年近く昔(あれ、もっと昔だったかな)、洋書店で見つけて購入した「クリンゴン語辞書(ASIN:067174559X)」なんか、一時凝っていたことがある。私自身は単なるSF好きであって、トレッキーではないが、こういうものにはちょっと興味を惹かれちゃったりするのである。

日本のSFでメジャーどころと言うと、「星界の紋章」シリーズ(ASIN:4150305471)に出てくるアーヴ語だろうか。なんかちょっとフランス語っぽい感じを受けるけど、あんまり詳しくないのでこちらについては論じないことにしよう。ボロが出ないうちに逃げるのが吉。

あ、そうそう。日本SFと言えば、忘れちゃいけない言語があった。筒井康隆の「関節話法」に出てくる異星人が使う言葉(ああ、星の名前を失念した)。体中の関節を鳴らす音で会話するのだ。ここに赴任したサラリーマンがこの言語を使おうとして苦心する話。すんげえ爆笑なので、ぜひ一読されることをおすすめしたい。確か「ポルノ惑星のサルモネラ人」とかいう単行本に入っていたはずなのだが、全集「傾いた世界―自選ドタバタ傑作集(2)」(ASIN:4101171440)に入っているそうなので、そちらをどうぞ。いあ、これを習得しようとは思わないが。

今、最も切実に覚えたい言語はというと、実は赤ちゃん語である。いや別に「Yahoo!ばぶばぶ」が原語で読みたいとかではなくてですね。生後二ヶ月の息子が何で泣いているのかだけでも分かるとうれしいなぁ。Why Cryとかいう、赤ちゃん版のバウリンガルみたいなものがあるそうだが。あんま買うつもりはないなぁ。そこらへんをサボりたくないし。そういう努力は怠るべきじゃない気がしてるんだわこれが。