さり海馬

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公儀隠密電脳改メである


ウイルスや不正アクセスによって、企業のコンピューターシステムが攻撃されることが増えているため、総務省は、専門家で組織した「官製ハッカー」を出動させ、企業にサイバー攻撃に対する「演習」をしてもらうことにした。本物のハッカーになりすまして通信企業の心臓部であるサーバーなどの設備を狙う。大規模なネット障害に対応できる人材の増強や、防御に弱い部分をあぶり出して企業の対策作りを促すのが目的だ。

…ええっ、いきなり国家権力からのDoSですか? とか思ったりしたんですが(笑)。実はそうではなくて

  1. 攻撃を受けるのは、予め演習に参加を希望した企業だけ
  2. 抜き打ちとは言っても、期間が指定されていて、その期間内で抜き打ち攻撃が行われる

ということらしいです。つまり、今では民間のコンサルタント会社とかにお願いしていることに一部を、国がやってくれるってことでしょう。

この演習を無事通過することができれば、企業としては「国の演習をパスしました」って宣言できて、安全をアピールできますね。

…でも、そういう企業って、クラッカーが喜んで腕試ししに行きそうな気もしますが…。