舞妓Haaaan!!! - さり海馬

「バカ＋ハイテンション＋ちょっとしんみり」で、クドカンな映画でした。

阿部サダヲのハイテンション芸人っぷりと、クドカンならではのアリエネェ展開を純粋に楽しむ映画です。そういう意味ではとてもよくできた映画だったでしょう。こんだけのバカに金をかけている日テレはえらいです（一応、褒めてます）。

あと、ライバル役の堤真一がえらい。サダヲちゃんのハイテンションっぷりを見事に受けてたつバカ加減がステキです。

なお、柴咲コウはどーでもいい役（例えると、「タイガーアンドドラゴン」の伊藤美咲ぐらいどうでもいい）なので、あまりそこを注目しちゃいけません。

あと、シナリオの整合性をあまり深く追求しちゃいけないのもお約束。なぜ堤真一が花街を敵視していたのか、とか、そこらへん「本筋」を追いかけちゃうと、とたんに悲しくなるので。

そんなわけで。何も考えずに楽しむなら面白い映画でした。

あ、監督ってＴＶドラマ「僕の魔法使い」の監督さんだったんだ…。道理で…。