さり海馬

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ヘアスプレー


ボルティモアの高校生のトレイシーはあるダンス番組の大ファン。ひょんなことから夢がかなってその番組にレギューラー出演することになった。かなり太めの彼女だったが、そんな事を全く気にしないチャーミングさが受けて人気者になる。しかしその番組には人種差別規定があり、納得できない彼女は抗議しようとする。

人種差別が撤廃されようとしている時代のアメリカで、「以前と同じ」「みんなと同じ」から、「違っていることの尊重」へと価値観がシフトしていった時代の流れを描いているコメディ・ミュージカル映画

面白かったです。凹んでいるときにはおすすめしたい映画です。とにかく主人公の前向きさ加減に励まされます。問答無用のポジティブ・シンキング。面白いお話には必ず「前向きで勢いあるバカ*1」が必須だというのが私のポリシーですが、このお話にもそんなステキな主人公出てきます。

ただ、映画の最後の方になると、主人公がかすんでしまうという欠点がありますが、主人公のお母さんがトラボルタ*2だったり、黒人たちのリーダー的存在の女性がクイーン・ラティファ*3だったりするので、これはもう仕方ないな、と。

劇中、「メタボが何だ!」「甘くてこってり最高!」みたいな歌がでてくるのが笑えた。

*1:もちろん、いい意味で

*2:ものすごいファット・ママを特殊メイクでやってます。二の腕とか凄い

*3:映画「シカゴ」でママ・モートン役やった人。すげえ迫力と説得力