さり海馬

Thoughts walk away, blog stays.

The Matrix: Clarifying the Rules, Amping the Awesome


shadowrun 5th edition のデザイナー・ブログの紹介記事。今回はマトリックス編。雑駁にまとめると、以下のような感じ:

  • マトリックス関連テストのダイスプールは【能力値】+〈技能値〉 で求める。:基本的に他のキャラクターと共通のフォーマットってことですね。ちょっと気になるのは、ハッカーにとってはこれまで、【能力値】ってあんまり重要じゃなかったって点です。本人の【能力値】より、プログラムのレーティングが生命線だったので。あるいはこれ、ペルソナの【能力値】って意味なのかも知れません。それなら今までと同じですね。
  • ハッカーが行うテストの手間を軽減して、他のプレイヤーと同じ程度にするハッカーのテストって色々煩雑で、他のプレイヤーよりも処理がもたつきがちでした。そこの処理をもうちょっと軽くしようってことでしょう。あと、継続テストの必要な判定を減らすそうです。大歓迎。
  • ワイヤレスはそのまま : ワイヤレスのおかげでハッカーはチームと一緒に行動できるようになりました。それはいいことなのでそのまま残すってことでしょう。実はこれ、次のポイントとも繋がってきます。
  • 新概念「ノイズ」の導入 : これまで、ハッカーが現場にいるメリットって、実はあんまりありませんでした。回線さえ確保できているなら、別に銃弾降り注ぐ現場にハッカーがいる必要はない…どころか、物理的な戦闘力の乏しいハッカーにとっては不利ですらありました。詳しいことは書いてありませんが、今回「ノイズ」という概念を導入することで、ハッカーが現場にいることにメリットを与えようとしています。たぶん、現場に近ければ近いほど、不利な修正が減る、または有利な修正が付く、ってことなんでしょう。これ、面白いですね。
  • 『デッカー』の復活: SR3以前ほど大きなものではなく、またキーボードもついていませんが、SR5には「サイバーデッキ」が再登場するようです。そしてこのデッキを駆使するキャラクターを「デッカー」と呼ぶようになります。ハッカーという単語はルール上残りますが、これはハッキングを行うキャラクタ全体(精神力を使うテクノマンサーと、デッキを使うデッカーの両方を総称して)を指す言葉に変わります。

まとめると、「サイバーデッキを持ったデッカーが銃弾降り注ぐ現場で、サイバーデッキを駆使する」って絵柄になりますね。オールドファンにとってはなんか懐かしい光景で、少しうれしいです。

こんな感じ?

… ないない(笑)