さり海馬

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魔法関連は微調整に留まる:SR5 development―Magic: A stitch here, a hem there


今回は魔法関連の変更について。基本的に魔法はSR4のルールを踏襲し、マトリックスでやったような大きな変更はないといのがSR5の方針のようです。魔法使いの皆さんは安心できるんじゃないかな。変更を要約すると以下の通り:

  • マナ呪文《喪神○》のドレイン調整:この呪文は他の呪文に比べてドレインの面で有利すぎたので、ドレインの量を調整します。
  • 精霊の【エッジ】使用に制限:召喚された精霊が助力を行う場合、精霊自身の【エッジ】が使えなくなります。【エッジ】を使わせたい場合、召喚者の【エッジ】を使わねばなりません。*1
  • 錬金術/Alchemy〉の強化: SR4では〈呪付/Enchanting〉の専門化の一つに過ぎなかった〈錬金術〉ですが、SR5では独立した別技能になり、その意味が強化されます。この技能はさまざまな機能を持つ regents を作ることができます。
  • 魔術様式の設定をより細かく:それぞれの魔術様式の考え方や精霊との関わりに関するテキストをもう少し細かく書きます。
  • 戦闘呪文のダメージ計算を単純化: 直接攻撃呪文、間接攻撃呪文のダメージ計算を単純化して、ルールをスムーズに運用できるようにします。
  • 集束具のバランス調整: 集束具は価格が高すぎ、また便利すぎました。このため、価格を少し下げ、その一方でいくつかリスクを追加するように調整します。また、自作する場合のハードルを少し上げます。

おおよそ納得のいく感じの微調整だと思います。集束具のバランス調整については、アデプトの項目でも少し触れられていましたが、これからはよりお手軽に使えるようになるのでしょう。

*1:たぶんカルマにも同じ制限がかかるんじゃないかな