Shadowrun 5th Edition 無料プレビュー#3 公開中
この夏に発売が予定されているShadowrun 5th Editionのプレビューファイルの#3が、DriveThruRPG とBattleCorpで無料公開されています。今回は掌編小説が一つと、キャラクター作成のさわり部分が載っています。
- Shadowrun 5th Edition Preview 3 PDF (DriveThruRPG)(BattleCorps)
掌編小説は"Girls With Guns" *1紹介は割愛しますが、ちょっとカッコいい感じのガールズのイラストが。
さて、キャラメイクですが。SR4とは作成ルールが大きく変わっています。作成点はもはや使いません。基本的な部分はSR2のプライオリティ(優先度)方式*2を踏襲していて、それに一部カルマ・ビルド方式を組み合わせたものになっています。
基本は優先度方式
キャラクターは種族、能力値、魔力|共振力、技能、資産の５つの項目に対してそれぞれA〜Eの優先順位を割り付けていき、各項目で指定した優先度に見合った種族、能力値、技能値、資産の割り振り点を受け取ります。そしてその範囲内でキャラクタを作成します。
- 種族。SR2と大きく違うのは、種族と優先度が1対1になっていないところです。トロールになりたければ優先順位Aを振るしかない、というわけではなく、ある程度の幅があります。要求される優先度の幅は、ヒューマンが一番緩く、メタヒューマンの方が厳しくなっています。一方、同じ種族でも優先度が高いと、後で特殊能力値に割り振れるボーナス点がもらえます。
- 能力値。これはSR2と同じ。高い優先度を振れば、それだけ能力値に割り振れるポイントが増します。
- 魔力|共振力。共振力が増えてますが、これも基本的にはSR2と同じです。ここの優先度を高くすると、魔力|共振力が高くなったり、開始時に持っている魔力技能・共振力技能、呪文・複合体の数が増えたりします。また完全な魔法使いになりたければA、アデプトはB、みたいなのも同じですね。
- 技能。これもSR2と同じ。高い優先度を振れば、それだけ技能に割り振れるポイントが増します。
- 資産。これもSR2と同じ。高い優先度を振れば、それだけ多くの新円が使え、それでさまざまな装備を充実させることができます。
資質の分はカルマ方式
作成時のキャラクターにはカルマ点が25点与えられます。このカルマを消費して有利な資質を買ったり、逆に不利な資質を取って余分にカルマを貰ったりします。
またこのカルマは、キャラメイクの最後で使うことができ、呪文・複合体・精霊などを手に入れられるようです。
まとめ
SR2の優先度方式はお手軽で、比較的短時間でキャラメイクができました。しかし、似たようなキャラクターばかりになってしまいがちという欠点がありました。今回の方式では、同じ優先度方式でも種族と特殊能力値に幅を持たせたり、カルマ作成方式を取り入れることで、お手軽さと多様性を両立させようとしているように見えます。
だんだん楽しくなってきました(^^)
