「私の死亡記事」 読了
- 作者: 文芸春秋,文春=
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
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各界の著名人に、自分の死亡記事告知記事を三人称で(つまり他人事として)書いてくれ、というテーマでお願いしたもの。一人当たり見開き1ページの短いもので、短時間にちゃっちゃと読むのに適している。
正直あまりよく知らない人もいて、全部が全部楽しめたという訳じゃないんですが、意外な人が意外な死生観を持っていたことにちょっと驚いたりもします。荒俣宏、篠沢秀雄、中村敦夫、西部邁、渡辺えり子あたりが面白かった。
自分の死後に「葬式はやらないか、やっても内々で済ませる」「遺灰は●●(自分の思い出の場所)に散骨」という選択をする人が多いのにちょっと驚いた。まぁこれは、著者の多くが文化人と言われるジャンルに属することがその理由かも。
自分のこともちょっと考えてみたけど、なんかいい加減な答えしか出てこなかった(笑)。いやだなぁ、行き当たりばったりで。