さり海馬

Thoughts walk away, blog stays.

パンダなんかいらない

俺もパンダ好きですけど、動画とかぬいぐるみで十分です*1

  • たとえ人工飼育で増やされているとは言っても、レッド・データブックの "Endengered*2" に分類されている動物を、「国家間の友好」なんてもののために取引するべきじゃない
  • 法外なレンタル料がかかっている。それに、仮に子供が生まれても、それは中国のものになり、レンタル費用がその分上がるというとんでもない契約になっている。
  • 何より、毒餃子、ガス田、領土問題*3もろもろな問題が山積みになっている中国に、こんな馬鹿げたことでごまかされたくない。


【5月8日 AFP】来日中の胡錦濤(Hu Jintao)中国国家主席が日本にジャイアントパンダ2頭を貸与すると表明したことについて、上野動物園(Ueno Zoo)などに抗議の電話が殺到しているという。

日本政府は上野動物園のパンダ、リンリン(Ling Ling)が前月30日、老衰で死んだことを受け、中国側にパンダ数頭の貸与を打診。これを受け胡主席は、福田康夫(Yasuo Fukuda)首相に対し、オスとメスのパンダ計2頭の貸与に応じる意向を示していた。

しかし、その後、上野動物園や同動物園を管轄する東京都に抗議の電話が殺到。

上野動物園職員によると、抗議の内容は「日本が高額なレンタル料金を支払い、中国に頭を下げてまでパンダを借りる必要はない」といった高額なレンタル料に対する疑問を呈したものや、「貸与の金額よりも、レンタル代が中国当局を支援することになるのが問題だ」といったチベット問題に対する中国への抗議がほとんどだという

さらには上野動物園で直接、抗議ポスターを張る者まで現れる始末だという。

パンダ貸与問題について、中国などへの強硬発言で知られる東京都の石原慎太郎(Shintaro Ishihara)知事は、動物園にレンタル代の費用対効果を考慮するよう求めたほか、個人の考えとして「パンダはいても、いなくてもいい」と語っている。

一方、千葉県の堂本暁子(Akiko Domoto)知事は、パンダ貸与に惑わされないよう日本政府に求める声明を発表している。
 
パンダのレンタル代は未定だが、東京都職員の話では1頭につき年1億円程度になる見込みだという。(c)AFP

以下は wikipedia からの抜粋


現在ではワシントン条約とその加盟国が独自に条約運用のために定めた法の影響で学術研究目的以外での取引は難しいため、外交としてパンダが贈られることはなくすべて「中国籍」でレンタルとなっている。過去に贈られたパンダはその当事国の国籍を持っているがそのパンダは数少なく、生まれた子供もたとえ片方が中国籍でなくても「中国籍」となり、課金対象になってしまう。また、そのレンタル料も高額であり、つがい一組で年間1億円程度となるが、その資金はパンダの研究費や生息地保護資金に充てられている。このような事情から、資金難からパンダを返還した国もあり、パンダはもはや外交ではなく、ビジネスだともいわれている。

あれ? wikipedia ではつがい一組で一億だったのが、AFPのニュースだと「一頭一億」になってるな…。値上がりしたのかな。

*1:あと、「たれ」とか「やさぐれ」とか「パンコパ」とか

*2:絶滅危惧種IB類=近い将来に野生絶滅の危険性が高い

*3:勝手に中国がそう言っているだけで、日本と中国の間に領土問題など存在しないはずなんですが