Shadowrun 5th Edition 無料プレビュー#5 公開中-解説
魔法
SR5 の魔法関連ルールの多くは、基本的には SR4 のものを踏襲していますが、少しずつ微妙に手が加えられています。以下にその違いについて書きます。
呪文関連のルールは、前回でも触れた 無謀な呪文行使 reckless spellcasting*1 と 複数標的への連続攻撃 multiple target attack の部分がもっとも大きな変更になります。
アストラル関連だと、アストラル戦闘のあたりが少し変更されています。SR4 ではアストラル戦闘のダメージは
- 素手なら【魅力】÷2
- 精霊は【フォース】÷2
でしたが、SR5 だと
- 素手なら【魅力】
- 精霊は【フォース】
になっていて、ダメージが従来の2倍に増量されています。ちなみに武器集束具を使う場合のダメージは変わっていませんので、素手攻撃の威力が大きくなったと言えるでしょう。
多少説明が前後してしまいますが、SR5の特徴である、成功数の上限について、再びここで説明しておきます。
SR5 ではあらゆる技能テストの成功数に上限があります。この上限には、身体、精神、社交の三つの種類があり、キャラクタごとに違っています。この上限を超える成功数がでても、実際に使えるのは上限までということになります。
一方、武器や道具を使った技能テストには、その武器や道具のパラメータである精度 accuracy という値で上限が定まります。良い武器や道具ほどこの精度値が高く、より多くの成功数を使うことができます。
アストラルの行動にもこの上限が定められていて、その値は精神か社交の上限のどちらか高いほうの値になります。そして、武器集束具を使ったアストラル戦闘では、武器集束具の精度値が上限になるのです。
そういう意味では、精霊との戦闘においては、高い技能で高性能な武器集束具を振り回せるアデプトがかなり有利になりそうです。
えー、ここらへんでお詫びを。ファイルの容量と「魔法」という内容から、ボリュームが多い章だと思っていたのですが、プレビュー自体の掲載分はそれほど多くなかったです。ごめんなさい。容量を稼いでたのは、SHADOWRUN ONLINE や SHADOWRUN RETURNS の広告ページでした。
そんなわけで解説はここで終わりです。呪文とか精霊のあたりがまったく分からないままですが、ご容赦くださいませ。
*1:ドレインの上昇分は+3でした